制作記
(旧ADP news、コラム等)
MORIMURA Chapter 2 : This is the Archive 制作記
2007.03森村泰昌の活動を映像として記録をはじめて10年以上が経った。 大規模な展覧会については、展示風景も詳細に撮っておけば後々使いやすいであろうと、丁寧に撮り続けてきた。 特に90年代はまだまだアナログビデオが主流だったので、 …
A.D.P. (アート・ドキュメンター・プロジェクト)とは
2007.01アート・ドキュメンタリーという言葉を聞いて、日本でどれだけの人がピーンと来て下さるのだろうかと考えると、まだまだマイナーなジャンルとしての存在でしかない状況を残念に思っています。毎年、芸術系大学の新入生を対象に「マネー・ …
A.D.P.news
2007.01美術映像に関するニュースレター(1997-2003) このニューズレター「A.D.P.news」Art Documentary Project Newsは、1997年8月に紙媒体で2003年6月まで発行しました。WEBの …
oimo 制作記―岸本 康
Vol.11/2003.6.16 発行束芋の作品の中に描かれている日常に起こるかもしれない不気味とも言える状況にも似た事件が、このところ絶えない。通り魔、監禁、強盗、窃盗。種類も豊富なら内容も複雑怪奇で、おまけに犯人も逃走してしまうケースが後を絶たない。 …
OUR MUSEUM 制作記―岸本 康
Vol.10/2003.1.1 発行この作品の制作を思いついたのは、1994年に今は継続されていないポンピドゥーセンターの国際美術映像ビエンナーレに参加した時の事だ。ビエンナーレの参加者には、主なパリの美術館入場券がプレゼントされた。映画の上映のない昼間は …
第19回モントリオール国際美術映画祭―岸本 康
Vol.9/2001.6.12 発行今回のモントリオール国際美術映画祭は数日遅く始まったので、前半こそ雪が降ったが後半は暖かだった。暖かと言っても、夜はマイナスになる。 バンクーバー経由で到着すると午後10時を回る。ホテルに着くと11時頃になってほぼ24 …
美術分野でのDVDの可能性―岸本 康
Vol.8/2001.2.15 発行昨年10月にDVDの市販ソフトのパッケージの出荷がついにVHSを上回ったとアナウンスがあった。 レコードがCDになった以上の展開かも知れない。家庭でのテレビ、ビデオ(VHS)の国内普及率は言うまでもない。今後放送は地上 …
写真撮るなら最低のマナーを―岸本 康
Vol.8/2001.2.15 発行最近、ちょっと呆れている事がある。それは、イベントなどでの写真撮影だ。ウディチコでも森村でも、彼らの映像作品を投影する中でフラッシュは無いだろう。勿論、公共の場で誰が何をしようと自由、写真も自由な訳だが、せっかくの雰囲 …
ナポリの休日ー第5回ナポリ国際現代美術映画祭―岸本 康
Vol.8/2001.2.15 発行チューリッヒの滑走路から見る森は美しく紅葉していた。この先、ナポリへはローマまで乗り継ぎ、テルミニ駅近くで一泊し、電車で向かう。勿論、大阪からミラノで乗り継ぎ、ナポリへ向かうアリタリアが楽だが、先方の予算の都合で送っても …
クシュシトフ・ウディチコ:プロジェクション・イン・ヒロシマ制作記―岸本 康
Vol.7/2000.7.19 発行「今日は何で広島まで来たんだい ? 何か用事があったの ?」99年1月、最初にウディチコと会ったプロジェクションのテストに立ち会った後に、彼は私に尋ねた。 「あなたのために来た。」 「僕の ?」 「そう、あなたのドキュ …
第5回アート・ドキュメンタリー映画祭―清宮 真理
Vol.6/1999.10.7 発行孤軍奮闘始めたと思っていたこの映画祭も、様々な人たちのサポートを得て、いつのまにやら今年で5回目を迎えることになりました。そのネットワークの拡がりは、表現方法のそれに比例していると私は思っています。そして、そんなボーダ …
制作記 ‘99.5-9―岸本 康
Vol.6/1999.10.7 発行5月も後半になり、ようやく体調を取り戻していた。水疱瘡によって、およそ1ヶ月間、世間から取り残された気分でいたと思う。カムバックの初仕事は、大阪にあるIMI(インターメディウム研究所)の授業だった。久しぶりの世間に出た …