制作記
(旧ADP news、コラム等)
荒木隆久の撮影日記2
Vol.2/1997.11.1 発行<山口での撮影の巻> 8月10日午前6時。仕事を終え、羽田へ。しかし、山口宇部行きの飛行機は6時50分発。なんとか5分前にカウンターに駆け込み(お巡りサンゴメンなさい)、30kgの荷物と共にゲートヘ猛ダッシュ …
水戸芸術館:日本の芸術’60’sのインタビュービデオ制作記―岸本 康
Vol.2/1997.11.1 発行水戸芸術館で開催されている(11月23日まで)日本の芸術’60Sの導入部に、33人の時代の証言者が60年代について語るインタビュービデオが展示されています。今回の展覧会は美術・音楽・演劇の3部門合同の大がか …
アート・ドキュメンタリー 映画祭の企画者として―清宮 真理
Vol.1/1997.8.1 発行私がユーロスペースという、渋谷にミニシアターを持つ映画配給会社に入ったのが約6年前のことです。それはまた、アート・ドキュメンタリーという映像のジャンルとの出会いでもありました。以前から、“アートに関する映像”(その当時 …
マルチメディアは美術もお茶の間へ その12―岸本 康
Vol.2/1997.11.1 発行先日、アート・ドキュメンテーション研究会の関西地区部会研究会に参加させて頂く機会がありました。その日のテーマは、アメリカとヨーロッパのアート・ドキュメンテーションについて主に美術館のデータベースの状況を、講師の岩淵潤子 …
激寒のモントリオール 第15回国際美術映像フェスティバル―岸本 康
Vol.1/1997.8.1 発行第15回国際美術映像フェスティバルは、コンペ41本、パノラマ77本、企画上映として監督ブラックウッドの回顧8本、テクノロジー映像の11本、カメラをテーマに13本、ポンピドー制作の回顧9本の合計159本の上映が市内5箇所 …
若手作家のプロモーション?ビデオ―岸本 康
Vol.2/1997.11.1 発行欧米の美術館(こういう言い方は、古めかしくも思えますが)では、映像をプレスレリース用やスポンサー獲得の手段として制作している所が増えて来ています。音楽業界では80年代にMTVで当り前の存在になった、いわゆるプロモーショ …
幻の映像/幻の本―岡部 あおみ
Vol.1/1997.8.1 発行「どこにも売っていなくて、とうとう図書館に通って読みました。もう絶版になっているんですか?」こんな質問をあちらこちらでよく耳にするようになった。 本を著す者にとって、一度出版されて公になった原稿は、巣立ちした鳥のような …
荒木隆久の撮影日記1
Vol.1/1997.8.1 発行川俣さんについて 私が今、よくビデオを撮らせてもらっているアーティストの一人に川俣 正という人がいます。一躍この人が名をあげた“ドクメンタ9”の前年に、岡山の牛窓という所での制作風景を撮らせていただいたのが始まりで …