映像制作
「使う記録」のための「使える記録」
当社では自主制作以外に依頼による制作を受注しています。 展覧会を記録するようなアーカイブ映像、現代美術作家が制作する映像作品の制作、インスタレーションの技術的構築、機材の設定や発表時の作品設置、また映像作品の保管や機材の更新など、美術に関する映像について様々な制作を業務としています。
価値ある記録とは何か
将来に残るものでありながら、すぐにでも使えるもの。コストに見合う品質と、説得力のある画面。
ワンソース-マルチユース
多方面に使う→高品質記録。状況に合わせた撮影方法。高い情報品質と将来の編集を見据えた収録。
制作コンセプト
撮影
様々な用途で使う「使える映像」。
例えば5W1Hを言葉なく映像だけで表現。映像言語で語れる品質と説得力。
束芋
アメリカのDVDマガジン(Art21)
インタビュー撮影風景
ピピロティ・リスト(原美術館)
作家インタビューと展示記録
「Door to Art」
素材管理
映像の保管管理が編集結果へ繋がります。素材のデータベース化。ディスクの安全保管。
編集
カッコ良さは追求しません。たとえ音楽やナレーションを使わなくても理解が深まる映像が目標。
素材管理
編集画面 Parasophia2015
メディア制作
DVD、Blu-Ray ディスクの制作。展示用のリピート設定、販売用のディスクの構築など必要なメディアに合わせてオーサリングします。
Encore による Blu-Ray の構築
レコードの上に置いた Blu-Ray ディスク(冗談です)
字幕制作
映像への挿入、ディスク構築時のディスクへの挿入。日本語、英語、仏語、韓国語など。
海外からの作品を国内使用に変換して字幕を入れ、ディスクを制作したりweb用のムービーを作ります。YouTube、VimeoのCC クローズドキャプション制作
束芋
「芋蟲」より
森村泰昌
「Morimura Chapter3」より
制作例
ご依頼元が公開されています動画をこちらでご紹介しています。
美術の記録撮影は、美術館の展示室内に限らず、パフォーマンス、ダンス、レクチャー、ギャラリートーク、インタビューなど様々です。 作品が映像として客観的な視点で美しく記録される事を目標にしています。
杉本博司展
オープニング記念記録
(IZU PHOTO MUSEUM)
杉本博司 + 安藤洋子 「えれきてる」
杉本博司 アートの起源
イベント記録(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
業務内容
様々な映像制作
作家や依頼元のコンセプトに基き、発表形体をした撮影設考慮計。
杉本博司
杉本文楽の映像の投影テスト風景
(神奈川芸術劇場)
森村泰昌
「烈火の季節 ミシマ」の制作風景
展示設計
機材の設定(映像と音響)
・プロジェクター等の使用機材の選定
・マルチプロジェクションの同期再生などの計画
束芋展(横浜美術館)
森村泰昌
プロジェクターの設置風景
アーカイブ
テープメディアのデジタルファイル
テープメディアで保管されています作品や映像素材をデジタルファイル化し、経年変化による画質劣化や損傷を回避する作業を行なっています。 映像作品はアナログ時代からデジタルの初期に至るまでテープに収録され、マスターはテープで保管されてきましたが、磁気テープの寿命は10年から20年と言われています。また再生機もテープを再生する機材はほとんど生産が終了しましたので2020頃にはその機材の修理も困難になる事が予想されています。
そこでテープに収録されている映像をデジタルファイル化する作業を奨めております。非圧縮データに置き換えることにより、メディアの経年変化の前にコピーする事が容易になり、恒久的な保管管理が可能になります。
アーカイブの貸し出し
当社では制作しました映像を、保管管理しています。アナログテープ時代から現在に至る約30年間の映像をアーカイブしています。特に自主制作しています作家を撮影したものが多く、森村泰昌、束芋、杉本博司をはじめ国内外の現代美術作家の活動を記録したものがあります。
放送やwebでの番組利用に当社の映像素材の貸し出しを行なっています。ご希望を伺い、ハードディスクにファイル化したムービーをコピーして納品。使用時間によって金額が決まります。金額は放送業界での素材の貸し出しの相場に準じて料金います。再放送、二次利用についてはお問合せ下さい。