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スザンヌ・バジェ(パリ市立近代美術館館長)
Suzanne Page´(Director, Musée d'art Modeme de la ville de paris)

パリで現代美術を見る選択肢はいろいろあるが、パリ市立美術館の「アルク」はいつも新鮮な企画で来館者を魅了する。本作品では、「生きている美術館」というパジェ館長のポリシーを様々な角度から検証する。

(from OUR MUSEUM)
私にとって、館長の位置は明確です。それは、自分の信じるもの以外はしないということです。自分の好きな芸術家だけを扱うということでありません。自分がその価値を信じない人を見せることは決してないということです。館長が確信をもたずにその芸術家を取り上げることは、私には考えられません。
中谷至宏(京都市美術館キュレーター)
Yoshihiro Nakatani(Curator, Kyoto Municipal Museum of Art)

本作品では、1995年の中谷氏による美術館友の会でのレクチャー「京都市美術館前史」の一部を紹介。このレクチャーは同年、一般向けにギャラリーマロニエでも実施された。中谷氏は2002年5月より、二条城学芸員を兼任。

(from OUR MUSEUM)
京都市美術館ができた時には近代美術館の先駆けとして作ろうとした、つまり、単に展覧会場をつくるのではなくて、そこではいろんな講演会をしたり常設展できちっと作品をみせるんだという心意気で語られるんですが、悲しいかな、当時には前例がなかったんですね。
ニコラ・ブリオ(パレ・ド・トーキョー国立アートセンター館長)
Nicolas Bourriaud (Director, Palais de Tokyo)

フリーランスのキュレーターを経て2000年からパレ・ド・トーキョーの館長としてジェローム・サンスとこれまでに無い実験的なアートセンターを模索。本作品ではパレ・ド・トーキョーの役割と抱負を紹介。

(from OUR MUSEUM)
様々な賭けをして、国際的・地球的な創造に対してパリをさらに開いていくこと、それがここで発展させていこうとしている機能です。
ジェローム・サンス(パレ・ド・トーキョー国立アートセンター館長)
Jérôme Sans (Director, Palais de Tokyo)

フリーランスのキュレーターを経て2000年からパレ・ド・トーキョーの館長としてニコラ・ブリオとこれまでに無い実験的なアートセンターを模索。本作品では、パレ・ド・トーキョーの建物の可能性や、スタッフの人選について語る。

(from OUR MUSEUM)
開館時間は、正午から夜12時までです。世界の多くの施設は行政時間にあわせていて、10時から18時が一般的です。その時間帯では、働く人のほとんどは展覧会を観にくることができません。
岡部あおみ(美術評論家・武蔵野美術大学教授)
Aomi Okabe (Art critic)

ポンピドゥ・センター「前衛芸術の日本」展コミッショナー、同センター「第2回国際美術映像ビエンナーレ」審査員。フランス美術評論家連盟、日本美術史学会会員。本作品ではパリ市立美術館の展覧会について語る。

(from OUR MUSEUM)
私は、たくさん展覧会を観ていますけれども、内部の展示室で、美術館の裏と表が逆になっているような感じで、内部の展示室でできた建築みたいなものが美術館として頭に残っているわけです。
森村泰昌(美術家)
Yasumasa Morimura (Artist)

有名な絵画や彫刻あるいは女優になるというセルフポートレートで知られる作家。最近はパフォーマンスや演劇、映画にも出演。本作品では、世界の美術館を知った作家の立場から、京都市美術館に寄せる想いを紹介。

(from OUR MUSEUM)
ふと思ったんですけど、京都市立美術館の向かいには京都国立近代美術館というのがありますから、このさい京都国立近代美術館というのと京都市立美術館をチェンジするというふうにしたらいいんじゃないですか。
やなぎみわ(美術家)
Miwa Yanagi (Artist)

エレベーターガールや最近のおばあちゃんのシリーズ等、写真やインスタレーションで知られる作家。本作品では学生時代から親しんだ京都市美術館への想いや、98年に京都市美術館で主催された「想いでのあした」で展覧に使った地下室の記録映像も紹介。

(from OUR MUSEUM)
ほんとにこう作家のインスピレーションをかき立てるような空間はすごく多いので、それは展示室に限らず、あの階段とか廊下とかホールとか。何かできれば面白いと思いますよね。
ジャン-フランソワ・ボダン(建築家)
Jean-Francois Bodin (Architect)

パリ市立近代美術館の近年の改装や、2000年のポンピドゥーセンターの大改装を手掛ける。本作品では、美術館建築や、美術館の改装についてのインタビューを紹介。

(from OUR MUSEUM)
私たちが最も重視したのは空間であり、その場所に置くものの永続性でした。なぜなら、美術館の所有者や使用者は改装時には努力をしますが、その数年後に、修正を加える予算や維持費があるとは思えないからです。
クリスティン・ヴォン・ナッシュ (ポンピドゥーセンター、ニューメディア部門チーフキュレーター)
Christine Van Assche (Chief curator, Nouveaux Médias du Centre Georges Pompidou)

ニューメディアセクションの活動として、このセクションに属する作家のインターネット上の百科事典の制作と、美術館が作家に対して技術的なサポートをして作品を作り上げてゆく活動を紹介。

(from OUR MUSEUM)
私たちは困難なプロジェクトをかかえた芸術家や新しいテクノロジーの使い方を習得したいと思っている芸術家を支援します。しかし、その後を引き継ぐのは彼ら自身なのです。
三木あきこ(パレ・ド・トーキョー国立アートセンターチーフキュレーター)
Akiko Miki (Chief curator, Palais de Tokyo)

ヨーロッパの公立美術館が初めて迎える日本人のチーフキュレーターとしてインタビューを紹介。

(from OUR MUSEUM)
ひょっとしたら失敗するかもしれない。だけれども、成功するかもしれない。とにかくそういう、実験的なことをひとつやってみようじゃないかと。